無理、俺にして


「そうなると、こうするのも必然的にだめなことになるけどにゃー」

「……」


折原くんは、私の気持ちをあっくんに向けようとしてる。
私の事傷つけないように自然に見えるようにしてる。

そうやって、私からそっと離れていく気なんだ。
やっぱり言わなきゃよかった、我慢したらよかった。

離れていっちゃうってわかってたのに。


「れっ練習……!!」

「?」

「練習、だから!!」


折原くんの袖をぎゅっとつかむ。
私から離れようとするのを必死に引き留めるように。

どこまで面倒くさいんだろう私。

いつの間にか、こんなにも折原くんにどっぷりだったなんて。


「ん」


私を抱きしめる腕に少し力が入ったのが分かった。


「……折原くん」

「ん?」

「その、そのまま、あの」


さっきから首元にかかる吐息にドキドキしながらも声をかける。

練習、練習、これは練習……!!