無理、俺にして


「どうしたらいいの……」


本当は私だって、他の子みたいに。

いろんな事してみたい。


そんな事思ってる自分も、それを目の前にいる男の子に話しちゃってる自分も、全部が恥ずかしくてたまらなくて、消えてしまいたくて。

両手で顔を隠すように覆った。

もう、恥ずかしい。

しんじゃう。むり。


「隠さないでこっち向いて」

「っ」


空いてるほうの大きな手で、優しく私の手をどかす折原くん。


「俺がいる。ノートに書いてあることの相手、俺にして」


ずるい。

こんなの、ドキドキするなって言う方が無理だ。


「で、でもそれじゃ私、折原くんのこと利用してるみた「手始めに」


私の言葉を遮ると、折原くんはニッと笑う。


「そろそろ手首が痛いからもっと近くに来てくれないかにゃ」

「えっ!?」


少しでも距離をとろうとしていたため、いつの間にか折原くんの手首の位置に私の頭が乗っかっていた。