無理、俺にして


「時効なり」

「もう……!!」

「あ、ねえねえ、前から折原くんと円城くんに聞いてみたかったんですけど」

「んー?」

「え?」


あっくんと折原くんの視線が一気にふみちゃんに集められて、
ふみちゃんは私の後ろに隠れてしまった。

いつものごとく「尊い……」と呟いているので、怯えている訳ではなさそう。


……慣れたとはいっても、普通に話せるようになるにはまだまだ時間が必要みたい。


「ふ、二人は、どっちがよりモテると思いますか?」


ふみちゃんの突拍子のない質問に、あっくんは目をまんまるにする。

折原くんはうーんと考えてから、あっくんを指差した。


「秋音。こいつ面白いし顔もいいし、絶対女子受けいいと思うヨ」

「は? 絶対オリだろ。一緒に歩いてても『折原くーん』って女子の声すげえじゃん」


「ふむふむ、なるほど……」


ふみちゃん、なんかメモとってる……?


「じゃあ、ゆめちゃんにふさわしいと思うのは……」

「「俺」」

「……っ」