無理、俺にして

***

「ゆめちゃん、ゆめちゃん、おめでとう……!!」

「ありがとうふみちゃん~!!」


次の日。

体育祭で鼻血別れ(命名:ふみちゃん)をしてから感動の再会を果たす私たち。

ふみちゃんには体育祭のあとすぐにメッセージを送ったけど
ちゃんと伝えたくて朝一で改めて詳しくいきさつを話した。

体育祭のあと、あっくんたちと一緒にしばらく私のことを探してくれていたみたいで、それに関してはめちゃくちゃ謝った。

……いきさつを聞いて納得してくれたみたいだけど、ちょっぴり恥ずかしい。

けど、その時間があったおかげで、目の前にあっくんがいても

こうやって普通に話せるようになったみたい。


「オリ~、ゆめちゃん泣かしたら俺、手段選ばず奪って国外逃亡するからな!?」

「泣かさないて」

「くっそ~……めっちゃ悔しい、ゆめちゃん今からでも遅くないよ!!」

「え」


あっくんが私の手をとって、ずいっと顔を近づけてくる。


「俺ならちゃんと毎日笑わせるし、ゆめちゃんのしたいこと、だって……するし!!」

「な……っ、お、折原くん!?」


ポッと顔を赤らめるあっくんを見て、色々察した。

折原くん、さてはあっくんにノートのこと言ったな!?