次の日。
「紫乃」
聞き慣れた、安心する声。
中庭でいつも会うあの人に比べたら、当たり前だけど細くて弱々しい。
でも、こうして生きてる。
まだ消えない命の灯火を、大切に、消えないように。
いつかその灯火が、ちょっとやそっとの水じゃ消えないくらいに力強く燃え上がる日を夢見て。
「ん、なに?」
今日も花屋で買ってきた青い花を飾る。
「好きな人でもできた?」
「っえ、ぅわ」
持っていた花瓶を落としそうになり、ふうと息を吐く。
危なかった。
「ねえ聞かせて? 紫乃が好きになった人ってどんな子なのか気になる。母さんよりかわいい?」
花瓶を元の位置に戻して、母さんのベッドの隣に置いてある椅子に腰掛ける。
「……母さんよりはかわいい」
「あらっ、やっぱり好きな子いるんだ!?」
「……っ」
「紫乃」
聞き慣れた、安心する声。
中庭でいつも会うあの人に比べたら、当たり前だけど細くて弱々しい。
でも、こうして生きてる。
まだ消えない命の灯火を、大切に、消えないように。
いつかその灯火が、ちょっとやそっとの水じゃ消えないくらいに力強く燃え上がる日を夢見て。
「ん、なに?」
今日も花屋で買ってきた青い花を飾る。
「好きな人でもできた?」
「っえ、ぅわ」
持っていた花瓶を落としそうになり、ふうと息を吐く。
危なかった。
「ねえ聞かせて? 紫乃が好きになった人ってどんな子なのか気になる。母さんよりかわいい?」
花瓶を元の位置に戻して、母さんのベッドの隣に置いてある椅子に腰掛ける。
「……母さんよりはかわいい」
「あらっ、やっぱり好きな子いるんだ!?」
「……っ」



