無理、俺にして


「ねえねえ、もしかしてさっきの二人のうちのどっちかだったり……!?」

「う、うわぁぁあ……っ!!」


ふみちゃんの期待に膨らむキラキラとした目がまぶしい。
メガネまできらりと光っていて、よりまぶしい。

こ、これがあの恋バナというやつなのかな!?

「好きな人」と言われて、真っ先に浮かんだのは相も変わらず折原くんで。


あの日……「だいじょぶだよ」と言われたあの日から。

もう好きって気持ちは隠さなくてもいいんだよって、
我慢しなくてもいいんだよって、
そう言われているみたいで。

今度こそ本気で気持ちを伝えても、離れずにちゃんと向き合ってくれるような気がして、なんて。


純粋に折原くんの優しさから出た言葉ってだけなのかもしれない。

都合の良すぎる解釈なのかもしれないけど、実際にあれから折原くんはいつも通りに接してくれているし……。

どうしたって、ちょっぴりだって、期待してしまう。


あっくんはあっくんで、前と比べて折原くんと言い合う場面が増えたような気がするけど、
二人が仲良しなのは変わりないし、二人でじゃれ合っているところを見ているのも楽しい。


楽しそうに笑っている折原くんを見ていると、胸がぎゅっと苦しくなって、つい触りたくなって手を伸ばそうとするのを我慢してるくらい。

……それくらい、私の変態っぷりもレベルアップしていた。