もちろん、俺の理性が切れたのはすぐで、苺の唇に音を立ててキスを落としていた。 リンゴ飴で甘くなった唇全体を舐めて舌を絡める。 さっきと変わらず甘いけど、唾液と混じったためか不思議と嫌な甘さは無い。 服の上から胸に手を宛てると、苺は慌ててバタバタしだした。 「いっ、壱斗ちゃん?」 「苺が悪いんだからな」 「やぁっ……待って!」 「苺が俺を挑発するから」 「壱斗ちゃん、ここ学校…」 背中から服の中へ手を忍ばせて、苺の背中を上から撫で下ろしていく。