私、夢を叶えますっ!


(圭に・・・また会えるんだっ。)

そう思うと、自分の見た目がまた気になり、

鞄から鏡を取り出し、自分チェックっ!!


(ぎゃ~~~~~~~っ!!!)

鏡に映る自分を見て、心の中で恐怖の叫び声が響く。


さっき、泣いたせいでマスカラが少し落ちていて、

目の周りが真っ黒・・・


(お前は、パンダかぁ~~っ!)

なんて突っ込んでる暇はない。

こんな顔を圭に見られるなんて、耐えられないっ!


そう思った私は、

「愛ちゃん、ちょっとトイレ行って来るから、
ここで待っててね。

すぐ戻ってくるから。」

と言うと、

「えぇ~、ゆい。もうすぐ来るはずだから、我慢しなょっ。」


と愛ちゃんが言ったけど、振り向きもせず私はその場を離れた。