「昔は、双子ちゃんってよく言われてたのに、
いつからか、一緒に遊ばなくなったよねぇ。」
とポツリという愛ちゃん。
「ぅん・・・そだね。どこをどう見て、双子だっつぅのっ!って感じだよねぇ。ハハハッ
ねぇ、愛ちゃんっ。」
と私。
(ホント似てないっつぅの。)
「ゆぃ、気づいてないかも知れないけど、今でもよく似てるよ・・・私たち。」
と愛ちゃん。
「どこを見て・・・ぅわっ」
反論しようとした私のホッペをもって、首を窓際に向けた愛ちゃん。
「あっ・・・・」
ちょうどトンネル内に電車が入っていたので、真っ暗な窓が鏡代わりになって私たち2人を映し出した。

