「よっしゃぁ~テンション上げ上げで行こうねっ!」
ばっちり用意の終えた私たち。
愛ちゃんの言った言葉で私のテンションがかなり上がってきて、心臓はドキドキしてきた。
先々週までの私からは考えられない・・・
長年、打ち込む事もなく、夢中に追いかけるものもなく、
好きな人さえ出来た事もない私は、
今のこのテンションの上がりようが現実のものとは思えないっ。
(えっ・・・まさか、夢ってことは・・・)
そう思って自分の頬をつねってみた。
「ったぁ~いっ!!
って事は、やっぱり夢じゃないのね・・・
あぁ、痛かった。」
思い切りつねった頬を擦りながら、ブツブツ言った。

