私、夢を叶えますっ!


頭の中が真っ白になって、

足の力が一気に抜けて、床にヘタヘタと座り込んでしまった私。


「唯ちゃん。

改めて・・・久しぶりっ!」

そう言って、圭は私に手を差し伸べた。


(やばい・・・状況凄すぎて私また妄想世界へ逃避してしまったのだろうか・・??)


妄想から逃れようと、頭を思いっきり左右に振る。


消えない圭・・・


「本物・・・なの?」

すごく間抜けな質問をした私。


「はいっ。本物だよ。ヘヘッ」

そう言って笑う圭。


(本物だぁ!!

やばいよ、私死んでもいいょっ!!!


あっやっぱり勿体無いからまだ死にたくないッ。)