その人は、「では後で」
そう言って自分の席に戻っていった。
(よっしゃ。かなりビックリのペースで、住むところと仕事ゲット・・・???みたいな???)
私はそう思って、自分の席に腰を下ろす。
その人が、
「見つけた。」
静かにそう言ったのに、全く気づかずに・・・
それから、少し眠ってしまっていたみたいで、
目を覚ましたときには、もう後10分もせず着く頃だった。
「あっ・・・もぅ着くのか。
早かったなぁ・・・」
そう呟いた私に、
「着くと、車を待たせておいてるので、それですぐに向かうところがありますので、
一緒に来てもらうので。」
といつのまにか、通路を挟んで私の隣に来ていたその人が言う。

