私、夢を叶えますっ!


「あなたは、ZENの・・・・

コンサートがあった日、私を助けてくれた人っ!!」

「はっ?」

その男性はびっくりした様子。

「えっ、違いますかっ?

あなたは、あの時貧血を起こした私を助けてくださった方ですよねっ?」

ともう一度確認してみる。


「あぁ、それか・・・

そうですね。そんなこともありましたね。

そうです。僕ですよ。」

(やっぱり・・・)

「やっぱりそうですよねっ。

何故か初めて会った気がしなかったので。

疑問がすっきりしましたよっ。」


何となく胸にひっかかっていたのが、すっきりした私。