チケットを片手に、大きなバッグを担ぎ、

もう一方の手でスーツケースをガラガラ引っ張りながら、

新幹線に乗り込んだ私。


「えっとぉ・・・あっここだっ。

よいしょっと・・・」

どこかの親父みたいな掛け声をかけながら、

荷物を置く。


「あぁ、空いてるぅ。良かったぁ。」

空いてる時間帯にしておいてよかったと思いながら、

スーツケースを窓側の席の前に押し込め、座席に荷物を乗せ、

通路側に腰をかけた私。


「ふぅ。」

とりあえず第一段階オッケェ~!


少し車内を見渡す私。