あっという間に、駅について支払いを済ませた私たち。

改札口まで来て、

「ここで、お別れだね。」

と愛ちゃん。


「ぅん・・・ありがと。」


「体に気をつけてね。」

と愛ちゃん。


「ぅん。愛ちゃんも・・・」

言いたいことはたくさんあるのに、言葉が出てこない。


「唯っ、この半年ホント楽しかったょ。唯が私のお姉ちゃんで良かったってホント思った。

だから、負けるなッ。頑張るんだっ!

唯なら大丈夫って信じてるから。」


そう言って私に抱きついてきた愛ちゃん。


(あ・・ぃ・・ちゃん・・・)


「ぅっぅっぅうぅうぅ・・・わだし、がんばるがらぁ・・」

ほとんど何を言ってるか分からないくらい、

涙声で言った私に、