駅まで送ってくれるのは、愛ちゃん。
パパとママはどうしても外せない親戚の用事があるから、
ここでお別れ。
東京行きが楽しみで、ｳｷｳｷだけど、やっぱり親元を離れるって少し寂しい。
（まっ、永遠の別れじゃあるまいしっ！
笑顔っ！笑顔っ！って・・・・）
「泣いちゃったょ・・・・」
愛ちゃんが言うので、見ると・・・
号泣のママに、俯いて鼻をすするパパ。
「ﾏｯﾏｼﾞｯすかぁ。」
やばいっ・・・・
何か熱いものがこみ上げてきたょ。
「ママ、パパ、
私がんばるから。今までダメダメ子でごめんね。
でも、もう大丈夫。私今しっかり生きてるから。
だから心配しないでねっ！」
精一杯の言葉で今の感謝の気持ちを伝えた私。
「じゃっ、行ってきます。」
そう言って、家を出た。
