途中で、岡田くんに会った。
「河野さん、どこ行くの?」
「あー岡田くん。お疲れ様。うーん。図書館とか本屋に行こうかと。」
「そうなんだ。」
「バドミントンについての参考書ないかなあって。もっと強くなりたいなあって。」
「そうなんだ。」
「じゃあ、俺が貸してあげるよ。」
「本当?」
「うん、うちにあるから、なんなら、今から来る?」
「いいの?行く。貸してください。」
「じゃあ、行こう。」
 岡田くんの家に、参考書を借りに行くことにした。

「岡田くんて、強いよね。ってか、無駄がない動きがない。」
「私は無駄だらけな気がする。それで、体力がもってないような。」
「それだけ、わかってれば、参考書より、筋力・瞬発力強化じゃない?
 俺もよく自主練してるよ。」
「そうなんだ。筋力・瞬発力強化かあ。」
「そうそう。」
 岡田くんの家に着いた。「ここ。入って。」
「お邪魔します。」
 岡田くんの部屋に入った。
「トロフィーがたくさんあるね。さすが。」
「ありがとう。」

「あーこれこれ。これとこれがいいと思う。」
 参考書を2冊貸してくれた。
「あと、もう1つ提案。一緒に自主練しよ。」
「え?」
「朝と、放課後。夏休み中は、部活前と部活後。どう?」
「よろしくお願いします。」
「あ、みなみにも声かえていい?」
「もちろん。みんなでやればやる気もでるでしょ。」
 こうして、自主練をすることが決まった。