あなたと過ごす、最後の七日間

「莉子、泣いているのか?」

わたしは首を振った。

どう考えても、泣くようなタイミングじゃない。理由を聞かれたって困る。

「泣いてるだろ。なにがあったんだよ」

海斗くんがそう言ってわたしの肩を押さえつけるようにした。

「ホッとしただけ」

「ホッとした?」

「わたしが、最後にちゃんと自分の気持ちに気づけたから」

海斗くんは不可解そうな顔をしている。

わたしは海斗くんの胸に飛び込むようにして、その体に腕を回した。

海斗くんは無理に引き離そうとはしなかった。

何も聞かず、子供をあやすようにわたしの背中をポンポンと叩いた。

涙がよくやく止まり、わたしは顔を上げた。