あなたと過ごす、最後の七日間

わたしはそのときのことを覚えていない。

海斗くんが言うには、隣に座っていた当時のわたしはこう返したらしい。

ーーなれるよ、海斗くんなら。

海斗くんは努力家さんだから、きっとサッカー選手になれるよ、って。

「それが、おれがサッカーをはじめたきっかけだったんだよ。莉子がいたから、おれはサッカーを好きになれたんだと思う。あの事故のあともそうだよ。お前がいなかったら、テレビでサッカーを見ることすらできなかった。好きなチームも応援することはできなかった」

ありがとうな、と海斗くんは言った。

わたしはその顔を見続けることができなかった。

胸の痛みが増すばかりで、いっそ自分のやったことを吐き出したい、という衝動にもかられた。