あなたと過ごす、最後の七日間

「もしかしたら、わたしがループをしているうちに、マコの記憶にも刻まれたものがあったのかもしれない」

海斗くんがわたしの死ぬところをぼんやりと覚えていた、ということをわたしはマコに伝えた。

「なるほどね。それでわたしの能力が発動しやすい環境が生まれた、ということもあるのかもしれない。わたしは莉子が能力者であることを知っているから、ほんのりと影響を受けた部分があったのかもしれない。もしそうなら、次の週では、また同じことをしちゃうのかもね」

次の週。

そこまで行くということは、わたしがまた海斗くんを救えなかったということでもある。

「できれば、今回を最後にしたいんだよね。いつまで体が持つかわからないし」

「橘くんを救う方法、か。莉子が失敗を繰り返してきたなら、簡単には思い付かないのかもね」

「何かあるような気はするの。だからわたしは諦めずにいられるんだと思う」