あなたと過ごす、最後の七日間

「そう。なら、謝るのはわたしのほうかもね。マコの気持ち、全然気づいてあげられなかった。わたしが鈍感すぎたから、マコはこういう行動に出ざるをえなかったんだよね」

「怒らないの?」

「怒らないよ。官僚の人は無視すればいいだけだしね」

「……大人、だよね、莉子は。昔からそう思っていたよ」

同じ一週間を繰り返しているぶん、わたしは実際に同年代の人たちよりも年をとっているといえるのかもしれない。

記憶は引き継がれるから、少なくとも経験という意味では先輩なのかもしれない。

「マコのほうはひとりで助かろうとは思わなかったの?マコの未来予知は、わたしのに比べればそんなに寿命を削る能力でもないように思う。政府に保護してもらえばよかったんじゃないの?」

「隕石が衝突したあとなんて、どうせまともな生活なんてできない。海外だって無理そうだし。だったらこれまですっとためていたこの想いを一気に吐き出したいって、そう思ったの」