朝食の席でも、それは変わらなかった。

鏡を見てから、胸になにかがつっかえているような感覚があった。

この違和感はなんなのだろう?

食事をして頭が回ってきたからなのか、あとちょっとでわかるような気がする。

わたしはパンを口に含んだまま、ぼうっと空中を眺めてその正体を探ろうとした。

「どうした、莉子。なにか考え事か?」

お父さんからそう聞かれ、わたしはうなずいた。