あなたと過ごす、最後の七日間

歩道のほうに視線を奪われていた。

向こうの方から海斗くんがやってきたから。

まだ部活の途中なのにどうして、という疑問を感じている間に、海斗くんは姿はどんどんと大きくなる。

このままじゃまずい、と気づいたときにはすでに遅かった。

海斗くんはわたしが事故にあうはずだった場所にいた。

車が交差点に侵入し、人影を認識して慌ててハンドルを切ったときには、すでに手遅れだった。

ーー海斗くんは命には別状はなかった。

ただ、体の機能がすべて元通りになったわけではなかった。

複雑骨折の影響で前のように全速力で走ることはできなくなり、アスファルトにたたきつけられた影響で右目の視力はほとんどなくなってしまった。

海斗くんはそれでも、サッカー部をやめることはしなかった。

練習のパートナーにはなれるから。