「ほら、紋章など鎧やタペストリーや馬の装飾など、男性は動物を用いたデザインを身に着けることもあるでしょう?」
「ええ、確かに」
「だから、女性の衣装にも動物をあしらってもいいのではないかと思って」
デザイナーが目を見開き、そして饒舌に語り出した。
「まぁ、それは斬新で、素敵なアイデアですわ!そうですわね!例えば王家の紋章を王妃様のドレスに刺繍を施して、陛下と並ぶ姿。素敵でしょうね。陛下のご武運を祈る王妃様。勝利の女神のようで」
え?
武運を祈る?そっち?
王室の紋章って、ドラゴンじゃないの。うちはグリフォンで、ロイホール公爵家が獅子と鷲。全然可愛くない。
「まさに、ファッションリーダーとなるべくして生まれてきたリリーシャンヌ様。明日もまた王妃様と打ち合わせがありますので、早速提案してみましょう。もちろん、リリーシャンヌ様が発案者だということはしっかりお伝えいたします」
って、違う、違う。
私が思っていたのは、うさぎとか猫とかかわいい動物……。
ドレスの裾に追いかけっこをする猫の刺繍とかをぐるりと配置するとか。くるくる回ると猫がくるくる回っているようなの、かわいいと思いません?
あとうさぎがピョンピョン跳ねている様子とか……。
「スカートに大きく紋章に使われている動物をデザインするのも素敵ですね」
デザイナーが紙にサラサラとデザインを描きつけていく。
「胸に、家紋そのものを刺繍するのも引き締まっていいかもしれません」
「あら、これは……素敵ですわね」
デザインが素敵、じゃなくて、顔も名前も知らなくても、家紋を見ればどこの家の者か分かって便利かも。私のようにあまり社交場に出ない人間にとってはありがたい。流行するといいのに……。
「そうですわね。早速おつくり致しましょう」
え?
「ええ、確かに」
「だから、女性の衣装にも動物をあしらってもいいのではないかと思って」
デザイナーが目を見開き、そして饒舌に語り出した。
「まぁ、それは斬新で、素敵なアイデアですわ!そうですわね!例えば王家の紋章を王妃様のドレスに刺繍を施して、陛下と並ぶ姿。素敵でしょうね。陛下のご武運を祈る王妃様。勝利の女神のようで」
え?
武運を祈る?そっち?
王室の紋章って、ドラゴンじゃないの。うちはグリフォンで、ロイホール公爵家が獅子と鷲。全然可愛くない。
「まさに、ファッションリーダーとなるべくして生まれてきたリリーシャンヌ様。明日もまた王妃様と打ち合わせがありますので、早速提案してみましょう。もちろん、リリーシャンヌ様が発案者だということはしっかりお伝えいたします」
って、違う、違う。
私が思っていたのは、うさぎとか猫とかかわいい動物……。
ドレスの裾に追いかけっこをする猫の刺繍とかをぐるりと配置するとか。くるくる回ると猫がくるくる回っているようなの、かわいいと思いません?
あとうさぎがピョンピョン跳ねている様子とか……。
「スカートに大きく紋章に使われている動物をデザインするのも素敵ですね」
デザイナーが紙にサラサラとデザインを描きつけていく。
「胸に、家紋そのものを刺繍するのも引き締まっていいかもしれません」
「あら、これは……素敵ですわね」
デザインが素敵、じゃなくて、顔も名前も知らなくても、家紋を見ればどこの家の者か分かって便利かも。私のようにあまり社交場に出ない人間にとってはありがたい。流行するといいのに……。
「そうですわね。早速おつくり致しましょう」
え?

