「だったら、側室にでもすればよかろう!とにかく、お前が皇太子だ!それは譲れぬ!」
側室?
「冗談じゃありません。彼女以外と結婚するつもりはない。正妃もいないのに側室などありえません」
「では形ばかりの正妃を迎えればよいではないか!」
「彼女以外と結婚する気はありません。側室にでもなんて、そんな失礼なこと二度と言わないでください」
女を差別するような男の発言に虫唾が走る。
父上は、母上一筋で女性を子供を産む道具のような扱いはしていなと……そう思っていたのに。
結局は違ったのかと。悲しい想い出父の顔を見る。
「落ち着いて二人とも……シェミリオールも、あなたも……。その女性が王妃になると幸せになれないというのはどういうことなのか聞かせてちょうだい。そのうえで、対策を考えましょう」
母上が私と父上の間に入る。
「王妃としての仕事をこなせないというのであれば、補佐官や秘書をつけて代わりに取り仕切ってもらえばいいわ。王妃としてのマナーが身についていないと言うのであれば、極力人前に出ないように行事を組めばいい。人との受け答えが上手くできないというのであれば、直接人と話さないように、これも補佐官に耳打ちして伝えてもらう形も取れるわ。どこかの国にありましたよ。そういう風習が。そうね、別の国では直接貴人の顔を見てはいけないと布越しの体面という風習がある国もあります」
母上は思いつくだけのことを色々と口にしている。
「……色々と難しい対策を考えるよりも、弟が王位につけばそれで問題はなくなります」
途中で言葉を返す。
リリーとは婚約できればいい。
結婚はきっとできない。私は心は女だし。もし皇太子を退けても王室の一員であることは間違いない。突然王室の一員になってほしいなんてとても言えない。男性アレルギーをもつリリー。リリーには何も苦労をさせたくない。
側室?
「冗談じゃありません。彼女以外と結婚するつもりはない。正妃もいないのに側室などありえません」
「では形ばかりの正妃を迎えればよいではないか!」
「彼女以外と結婚する気はありません。側室にでもなんて、そんな失礼なこと二度と言わないでください」
女を差別するような男の発言に虫唾が走る。
父上は、母上一筋で女性を子供を産む道具のような扱いはしていなと……そう思っていたのに。
結局は違ったのかと。悲しい想い出父の顔を見る。
「落ち着いて二人とも……シェミリオールも、あなたも……。その女性が王妃になると幸せになれないというのはどういうことなのか聞かせてちょうだい。そのうえで、対策を考えましょう」
母上が私と父上の間に入る。
「王妃としての仕事をこなせないというのであれば、補佐官や秘書をつけて代わりに取り仕切ってもらえばいいわ。王妃としてのマナーが身についていないと言うのであれば、極力人前に出ないように行事を組めばいい。人との受け答えが上手くできないというのであれば、直接人と話さないように、これも補佐官に耳打ちして伝えてもらう形も取れるわ。どこかの国にありましたよ。そういう風習が。そうね、別の国では直接貴人の顔を見てはいけないと布越しの体面という風習がある国もあります」
母上は思いつくだけのことを色々と口にしている。
「……色々と難しい対策を考えるよりも、弟が王位につけばそれで問題はなくなります」
途中で言葉を返す。
リリーとは婚約できればいい。
結婚はきっとできない。私は心は女だし。もし皇太子を退けても王室の一員であることは間違いない。突然王室の一員になってほしいなんてとても言えない。男性アレルギーをもつリリー。リリーには何も苦労をさせたくない。

