え?真っ黒?真っ白もあり得ないと思っていたけれど、真っ黒?
「真っ赤な薔薇のブーケ・ド・コサージュを飾れば素敵そうね」
黒と赤の組み合わせ……。想像して見る。
「ああ、その色の組み合わせだと、沢山レースやフリルやリボンを使っても子供っぽくはならない気がしますね」
「そうね、派手に膨らんだ袖やスカートでも、子供っぽさはないかもしれないですわね。王妃様にもお似合いになるかも」
と壇上を見上げると、王妃様と目が合った。ニコリとほほ笑まれ、ジェスチャーで、ドレス素敵ねと言われた気がする。ので、丁寧に頭を下げて置いた。
「あら、早速リリーシャンヌ様がドレスチェンジ……いいえ、チェンジではなくイメージを変えたことに王妃様も驚いたようですわね。ファッションリーダーとして注目されているのですからすぐに気が付きますわよね」
ローレル様の言葉に、ちょっとだけ心配になる。
「ファッションリーダーなんて大げさな言葉で噂されて……その、でも、王妃様はいい気になってるとか生意気だとか思わないでしょうか?」
エミリーと結婚したら……王妃様はお義母様になるのだ。
嫌われたくない。
エミリーに似たあの顔で、睨まれたくない。優しそうな笑顔が崩れるところは見たくない。
「大丈夫じゃないかしら?前面に出て私が私がという……人の手柄までも自分のもののようにふるまう厚かましい女性は嫌いみたいですが、リリー様はそうじゃありませんもの」
ローレル様が会場のどちらかにちらりと視線を向けた。
王妃様に嫌われている誰かがいるのかな。誰のことだろうか。
しばらく、ローレル様と話をしていると、お兄様が戻って来た。
「ああ、またね。リリー様。お茶会をしましょう。アンナやハンナも誘ってね」
「ええ是非。招待状を送りますわ」
にこやかに手を振ってローレル様がパートナーの元へと戻っていった。
「真っ赤な薔薇のブーケ・ド・コサージュを飾れば素敵そうね」
黒と赤の組み合わせ……。想像して見る。
「ああ、その色の組み合わせだと、沢山レースやフリルやリボンを使っても子供っぽくはならない気がしますね」
「そうね、派手に膨らんだ袖やスカートでも、子供っぽさはないかもしれないですわね。王妃様にもお似合いになるかも」
と壇上を見上げると、王妃様と目が合った。ニコリとほほ笑まれ、ジェスチャーで、ドレス素敵ねと言われた気がする。ので、丁寧に頭を下げて置いた。
「あら、早速リリーシャンヌ様がドレスチェンジ……いいえ、チェンジではなくイメージを変えたことに王妃様も驚いたようですわね。ファッションリーダーとして注目されているのですからすぐに気が付きますわよね」
ローレル様の言葉に、ちょっとだけ心配になる。
「ファッションリーダーなんて大げさな言葉で噂されて……その、でも、王妃様はいい気になってるとか生意気だとか思わないでしょうか?」
エミリーと結婚したら……王妃様はお義母様になるのだ。
嫌われたくない。
エミリーに似たあの顔で、睨まれたくない。優しそうな笑顔が崩れるところは見たくない。
「大丈夫じゃないかしら?前面に出て私が私がという……人の手柄までも自分のもののようにふるまう厚かましい女性は嫌いみたいですが、リリー様はそうじゃありませんもの」
ローレル様が会場のどちらかにちらりと視線を向けた。
王妃様に嫌われている誰かがいるのかな。誰のことだろうか。
しばらく、ローレル様と話をしていると、お兄様が戻って来た。
「ああ、またね。リリー様。お茶会をしましょう。アンナやハンナも誘ってね」
「ええ是非。招待状を送りますわ」
にこやかに手を振ってローレル様がパートナーの元へと戻っていった。

