とか、陛下が高らかに宣言してしまったりして?
ああ、どうしましょう、どうしましょう。
そんな心の準備まではしてこなかったわ。
エミリーが壇上で挨拶を終えて椅子に座る。
ああ、しまったわ。何を言っていたのかさっぱり分からない。たぶん今日は集まってくれてなんとかとかありきたりの言葉なのでしょう。
会場がどよめくような意外なことは何も言っていなかったんだと思う。
そして、順に両陛下と殿下へ挨拶をする為に列ができ始める。
暗黙の了解で、上位貴族からだ。公爵家は3つ。
3つの上下はさほどないが、今日は公爵であるお父様ではなく公爵令息であるお兄様が家を代表して来ているので、うちが一番最後だ。公爵家の者ではあるけれど、公爵ではないから当たり前なのよね。
……公爵の中では一番最後とはいえ、全体の中では3番目。
一組目が両陛下に挨拶し、すぐに殿下の前にと映る。今日は公爵様は奥様ではなく娘を伴っている。
あれ?もしかして、皇太子妃候補?
■
まだ幼さの残る、社交界デビューをしたばかりといった様子の子だ。確か三女の……名前は何だったかな。
と、考えている間に、立ち去って行き、陛下の前にいた次の公爵が殿下の前に。そして私とお兄様は陛下の前へと足を進めることになった。
「これは秘蔵のご令嬢だな。あやつが可愛い可愛いと言うのも頷ける」
あやつ?お父様のことかしらね?
陛下がニコリと笑って私の挨拶を受けてくれたことにほっとする。
エミリーと私が結婚したらお義父様になる方だ。失礼があったり嫌われたりしたら困る。
「ふふ、リリーシャンヌ、今日も飛び切り素敵なドレスを身に着けているわね?真っ白なドレス、それは素敵で皆が噂するように本当に天使みたいだわね」
お妃さまがニコリとほほ笑んでくださった。
ああ、エミリーの笑顔に似ている。
ああ、どうしましょう、どうしましょう。
そんな心の準備まではしてこなかったわ。
エミリーが壇上で挨拶を終えて椅子に座る。
ああ、しまったわ。何を言っていたのかさっぱり分からない。たぶん今日は集まってくれてなんとかとかありきたりの言葉なのでしょう。
会場がどよめくような意外なことは何も言っていなかったんだと思う。
そして、順に両陛下と殿下へ挨拶をする為に列ができ始める。
暗黙の了解で、上位貴族からだ。公爵家は3つ。
3つの上下はさほどないが、今日は公爵であるお父様ではなく公爵令息であるお兄様が家を代表して来ているので、うちが一番最後だ。公爵家の者ではあるけれど、公爵ではないから当たり前なのよね。
……公爵の中では一番最後とはいえ、全体の中では3番目。
一組目が両陛下に挨拶し、すぐに殿下の前にと映る。今日は公爵様は奥様ではなく娘を伴っている。
あれ?もしかして、皇太子妃候補?
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まだ幼さの残る、社交界デビューをしたばかりといった様子の子だ。確か三女の……名前は何だったかな。
と、考えている間に、立ち去って行き、陛下の前にいた次の公爵が殿下の前に。そして私とお兄様は陛下の前へと足を進めることになった。
「これは秘蔵のご令嬢だな。あやつが可愛い可愛いと言うのも頷ける」
あやつ?お父様のことかしらね?
陛下がニコリと笑って私の挨拶を受けてくれたことにほっとする。
エミリーと私が結婚したらお義父様になる方だ。失礼があったり嫌われたりしたら困る。
「ふふ、リリーシャンヌ、今日も飛び切り素敵なドレスを身に着けているわね?真っ白なドレス、それは素敵で皆が噂するように本当に天使みたいだわね」
お妃さまがニコリとほほ笑んでくださった。
ああ、エミリーの笑顔に似ている。

