公爵家の未来?お兄様のこと?
もう、お兄様が酷い人だという誤解は解けたと思ったんだけど……?
王都につくと、すぐにそのままローレル様は馬車を公爵邸まで走らせてくれた。
「ありがとうローレル様。本当なら、お茶をご馳走するべきなんでしょうが、ローレル様の長旅でお疲れでしょうし……」
馬車の中で話をしたことだ。
また日を改めて会いましょうと。今日はそのまま別れましょうと。
馬車を降りると、お兄様が飛び出してきた。
「お帰りリリーシャンヌ!私の可愛い妹!」
お兄様の優しく包み込むような笑顔を見て、ほっと息を吐きだす。
■
「ただいま。お兄様。あの、こちらはローレル様です。ローレル様、兄です」
流石に紹介しないわけには行かないかとローレル様に兄を紹介する。
あまり好きではないかもしれないけれど……。
ローレル様が、開いたままになっていた馬車のドアから優雅な仕草で出てきた。
それから、流れるような仕草で、丁寧にカテーシーをした。
「ローレルと申します」
「ああ。妹がお世話になった。ありがとう。妹は、事情があって学園にも通えていない。友達らしい友達もいなかったんだ。是非、これからも仲良くしてほしい」
お兄様の言葉に、ローレル様がニコリとほほ笑んだ。
うわー、背景に花が見えたわ。
「ええ、もちろんですわ。舞踏会でも私たちがちゃんとお守りいたします」
ほほ笑んだままなのだけれど、ローレル様の声が少し冷気を帯びているように感じた。
「ロ、ローレル様……」
やっぱりお兄様のこと嫌いなのかしら?
「私たち?リリーシャンヌには、他にも仲の良い友達が出来たんだね」
お兄様が嬉しそうに笑った。
いや、あれ?冷気は気のせいかしら?
「……あら、随分と、リリー様のお兄様は鈍くていらっしゃいます?」
ローレル様の言葉に、お兄様が首を傾げた。
「え?私が鈍い?」
もう、お兄様が酷い人だという誤解は解けたと思ったんだけど……?
王都につくと、すぐにそのままローレル様は馬車を公爵邸まで走らせてくれた。
「ありがとうローレル様。本当なら、お茶をご馳走するべきなんでしょうが、ローレル様の長旅でお疲れでしょうし……」
馬車の中で話をしたことだ。
また日を改めて会いましょうと。今日はそのまま別れましょうと。
馬車を降りると、お兄様が飛び出してきた。
「お帰りリリーシャンヌ!私の可愛い妹!」
お兄様の優しく包み込むような笑顔を見て、ほっと息を吐きだす。
■
「ただいま。お兄様。あの、こちらはローレル様です。ローレル様、兄です」
流石に紹介しないわけには行かないかとローレル様に兄を紹介する。
あまり好きではないかもしれないけれど……。
ローレル様が、開いたままになっていた馬車のドアから優雅な仕草で出てきた。
それから、流れるような仕草で、丁寧にカテーシーをした。
「ローレルと申します」
「ああ。妹がお世話になった。ありがとう。妹は、事情があって学園にも通えていない。友達らしい友達もいなかったんだ。是非、これからも仲良くしてほしい」
お兄様の言葉に、ローレル様がニコリとほほ笑んだ。
うわー、背景に花が見えたわ。
「ええ、もちろんですわ。舞踏会でも私たちがちゃんとお守りいたします」
ほほ笑んだままなのだけれど、ローレル様の声が少し冷気を帯びているように感じた。
「ロ、ローレル様……」
やっぱりお兄様のこと嫌いなのかしら?
「私たち?リリーシャンヌには、他にも仲の良い友達が出来たんだね」
お兄様が嬉しそうに笑った。
いや、あれ?冷気は気のせいかしら?
「……あら、随分と、リリー様のお兄様は鈍くていらっしゃいます?」
ローレル様の言葉に、お兄様が首を傾げた。
「え?私が鈍い?」

