体調が悪いと言ってベッドにずっといたけれど……することもなく、ただベッドに横になっていると、悪い考えばかりが頭をよぎる。
エミリー……どうか、無事で。
エミリーが皇太子だからこそできることがあるとそう思ったけれど……。今ほど、エミリーが皇太子でなければよかったのにと思うことはない。
皇太子でなければ、こんな目にあうことはなかったのに。
ああ、でも、皇太子だからこそ、皆が必死に助けようとしてくれるのかもしれない。これが、もう少し立場の低い者であれば、見殺しにされる可能性だってある。
いや、ずっとずっと下の兵であれば……最前線に出戦う立場の者だったら、亡くなったということが伝えられないままっていうこともあるあだろう。戦争が終わって戻ってくるまで心配し続けないといけないのかもしれない。
戦争なんてなければよかったのに。
やっとのことで、手紙を書き終えたころには、すでにお昼を過ぎていた。
「大丈夫ですか?」
手紙を持ってローレル様の部屋のドアを叩くと、すぐに心配そうなローレル様の顔がドアの内側に現れた。
「ええ、良くなりました。ほ、ほら、私……学園にも通っていなかったので、体力がないのです」
何度か口にした言い訳を繰り返す。
「……そういえば、舞踏会でも何度か気分を悪いしていましたわね……。ごめんなさい。もっと私の方が気を使うべきでしたね」
■
ローレル様が申し訳なさそうな顔をするので、心が痛む。仮病なんです……。本当は、今すぐにでも王都へ戻りたい。
戻って、エミリーがどうなっているのかいち早く知りたい……。
ボロボロと涙が出てきた。
「ごめん、なさ……」
涙を流した私に、ローレル様が優しい声をかけてくれる。
「リリーシャンヌ様……大丈夫ですよ。大丈夫です。体力なんて、すぐにつきますよ。なれないことをすれば誰だって疲れて体調を崩してしまうものです……」
エミリー……どうか、無事で。
エミリーが皇太子だからこそできることがあるとそう思ったけれど……。今ほど、エミリーが皇太子でなければよかったのにと思うことはない。
皇太子でなければ、こんな目にあうことはなかったのに。
ああ、でも、皇太子だからこそ、皆が必死に助けようとしてくれるのかもしれない。これが、もう少し立場の低い者であれば、見殺しにされる可能性だってある。
いや、ずっとずっと下の兵であれば……最前線に出戦う立場の者だったら、亡くなったということが伝えられないままっていうこともあるあだろう。戦争が終わって戻ってくるまで心配し続けないといけないのかもしれない。
戦争なんてなければよかったのに。
やっとのことで、手紙を書き終えたころには、すでにお昼を過ぎていた。
「大丈夫ですか?」
手紙を持ってローレル様の部屋のドアを叩くと、すぐに心配そうなローレル様の顔がドアの内側に現れた。
「ええ、良くなりました。ほ、ほら、私……学園にも通っていなかったので、体力がないのです」
何度か口にした言い訳を繰り返す。
「……そういえば、舞踏会でも何度か気分を悪いしていましたわね……。ごめんなさい。もっと私の方が気を使うべきでしたね」
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ローレル様が申し訳なさそうな顔をするので、心が痛む。仮病なんです……。本当は、今すぐにでも王都へ戻りたい。
戻って、エミリーがどうなっているのかいち早く知りたい……。
ボロボロと涙が出てきた。
「ごめん、なさ……」
涙を流した私に、ローレル様が優しい声をかけてくれる。
「リリーシャンヌ様……大丈夫ですよ。大丈夫です。体力なんて、すぐにつきますよ。なれないことをすれば誰だって疲れて体調を崩してしまうものです……」

