「もしかして、皇太子殿下が婚約をしていなかったのって、リリー様が成長してもう一度打診しようと陛下がお考えになっているとか?」
いやいや、全然違う。
お父様が娘可愛いさに婚約の打診を断ったって思われるの?まぁ、私のことを思って断ってくださったことには間違いないですけど。
エミリーが婚約しないのは、私と婚約させることを狙っているなんていう発想になるのは驚きだ。
「リリー様が皇太子妃になられればいいのに」
ローレル様の言葉にどんっと心臓が跳ねる。
「え?ローレル様は、皇太子妃になりたいのでは……?」
舞踏会へ行くと、いつも皇太子を探して会場を移動していたし……。
ふぅっとローレル様はため息をついた。
「皇太子妃にしたいのは、母よ。しかも理由は辺境伯を馬鹿にした人たちの鼻を明かしたいっていうね。仕方がないから、私もしばらく母に付き合って、はいるけれど……」
そういえば、お父様が辺境伯を馬鹿にされてどうのという話をしていたわね。
「正直なところ、私、皇太子殿下って、好みじゃないのよっ!」
「え?」
思わず大きな声が出た。
■
「な、な、な、何で?」
ビックリして尋ねると、アンナ様とハンナ様がふふっと笑った。
「皇太子殿下は見目麗しいですすね。性格も良く、賢い。欠点がない素晴らしい方だと思うでしょう?」
コクコクと頷く。
まさか、女性っぽい部分がバレている?とか……?
「その欠点がなさそうなのが好きになれないんですって!」
アンナ様の言葉に、ローレル様の顔を見る。
「そうなの。なんていうの、ちょっと愛嬌があるというか、情けない部分があって、思わず私がしっかりして支えてあげなきゃ!って思うような男性の方が好きなのよね……」
え……?
いやいや、全然違う。
お父様が娘可愛いさに婚約の打診を断ったって思われるの?まぁ、私のことを思って断ってくださったことには間違いないですけど。
エミリーが婚約しないのは、私と婚約させることを狙っているなんていう発想になるのは驚きだ。
「リリー様が皇太子妃になられればいいのに」
ローレル様の言葉にどんっと心臓が跳ねる。
「え?ローレル様は、皇太子妃になりたいのでは……?」
舞踏会へ行くと、いつも皇太子を探して会場を移動していたし……。
ふぅっとローレル様はため息をついた。
「皇太子妃にしたいのは、母よ。しかも理由は辺境伯を馬鹿にした人たちの鼻を明かしたいっていうね。仕方がないから、私もしばらく母に付き合って、はいるけれど……」
そういえば、お父様が辺境伯を馬鹿にされてどうのという話をしていたわね。
「正直なところ、私、皇太子殿下って、好みじゃないのよっ!」
「え?」
思わず大きな声が出た。
■
「な、な、な、何で?」
ビックリして尋ねると、アンナ様とハンナ様がふふっと笑った。
「皇太子殿下は見目麗しいですすね。性格も良く、賢い。欠点がない素晴らしい方だと思うでしょう?」
コクコクと頷く。
まさか、女性っぽい部分がバレている?とか……?
「その欠点がなさそうなのが好きになれないんですって!」
アンナ様の言葉に、ローレル様の顔を見る。
「そうなの。なんていうの、ちょっと愛嬌があるというか、情けない部分があって、思わず私がしっかりして支えてあげなきゃ!って思うような男性の方が好きなのよね……」
え……?

