「あら、でも私はリリー様のような方が殿下の隣に並んだ姿を見てみたいわ。小柄で可憐な姫とそれを守る騎士みたいで素敵だと思いますわ」
ローレル様の言葉に、きゃぁっとアンナ様とハンナ様が黄色い声を上げる。
「それも素敵です!確かに、確かに!」
「騎士に守られる可憐な姫!ああああ、リリー様と殿下の並んだ姿も見たいですぅ!」
きゃっきゃとはしゃぐアンナ様とハンナ様とは対称的に、私の声は沈んでいく。
「守られる……姫……」
その通りだ。
私は、お父様に、お兄様に守られて今まで生きてきた。
これからだって、大丈夫だよ、ずっと家にいれば……とお父様は言う。これから先も守られるだけの人生なの?
迷惑はかけられないと、修道院へ行こうと思ったけれど、結局私は「修道院という場」に守られるようになるだけなんじゃないの?
貴族令嬢として生まれた務めを何一つできず、お荷物なだけの私……。
「守られるだけの……」
私の落ち込む声に、ローレル様がそっと肩に手を乗せた。
「リリー様、姫は騎士に守られるだけじゃないんですよ。姫は守られ、そして支えるんです」
「え?」
■
「どうしたって、女性は剣を持っても男にはかないません。だけど、自分は弱い、戦えないなんて落ち込無必要なんてないでしょう?守ってもらえばいいんです。代わりに心を、生活を支えるのという大切な役割が姫にはありますからね」
ローレル様の言葉を頭の中で反芻する。
姫の役割。
守られていたって、大切な役割がある。
私は?
私にも、役割はあるの?
心臓がギリギリと痛む。
「だから、守られる姫にみえるというのは、馬鹿にした意味は全くないんです。リリー様が思わず守りたくなるほど可愛らしいと、褒めてるんですよ?」
ローレル様の言葉に、笑顔を返す。
ローレル様の言葉に、きゃぁっとアンナ様とハンナ様が黄色い声を上げる。
「それも素敵です!確かに、確かに!」
「騎士に守られる可憐な姫!ああああ、リリー様と殿下の並んだ姿も見たいですぅ!」
きゃっきゃとはしゃぐアンナ様とハンナ様とは対称的に、私の声は沈んでいく。
「守られる……姫……」
その通りだ。
私は、お父様に、お兄様に守られて今まで生きてきた。
これからだって、大丈夫だよ、ずっと家にいれば……とお父様は言う。これから先も守られるだけの人生なの?
迷惑はかけられないと、修道院へ行こうと思ったけれど、結局私は「修道院という場」に守られるようになるだけなんじゃないの?
貴族令嬢として生まれた務めを何一つできず、お荷物なだけの私……。
「守られるだけの……」
私の落ち込む声に、ローレル様がそっと肩に手を乗せた。
「リリー様、姫は騎士に守られるだけじゃないんですよ。姫は守られ、そして支えるんです」
「え?」
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「どうしたって、女性は剣を持っても男にはかないません。だけど、自分は弱い、戦えないなんて落ち込無必要なんてないでしょう?守ってもらえばいいんです。代わりに心を、生活を支えるのという大切な役割が姫にはありますからね」
ローレル様の言葉を頭の中で反芻する。
姫の役割。
守られていたって、大切な役割がある。
私は?
私にも、役割はあるの?
心臓がギリギリと痛む。
「だから、守られる姫にみえるというのは、馬鹿にした意味は全くないんです。リリー様が思わず守りたくなるほど可愛らしいと、褒めてるんですよ?」
ローレル様の言葉に、笑顔を返す。

