「それに?」
途切れた言葉の先を聞きたくて、聞き返すと、エミリーの私を抱きしめる腕に力がこもる。
その腕はすぐに離れた。
「ほら、見て!」
エミリーがあづまやのテーブルの上を指示した。
■
「わー、素敵!エミリーが準備してくれたの?おいしそう!」
テーブルの上には、クッキーにビスケット、マドレーヌにビスコッティ、パイにトルテ……。ちょっと手に取って口に運ぶのにちょうどいいサイズの焼き菓子たちが所狭しと並んでいる。
それから果実水が準備されていた。
「おいしそう?」
エミリーがくすりと笑った。
「それから、もちろん、かわいい!」
小さなお菓子が並んでいるのを見て、今まで思ったことはなかったけれどかわいい。
「あは、そうね。かわいいわよね。でもやっぱり、リリーが一番かわいいわ」
「エミリーもかわいい」
「きゃーありがとう。ふふ、うれしいわ。さぁ、座って、食べながらお話しましょう!秘密のお茶会の始まりよ!」
「ああ、でもこんなにたくさんのお菓子食べきれないわ……」
エミリーがくすりと笑う。
「やだ、全部食べる気だったの?さすがくいしん坊さんね」
エミリーが私の鼻をちょっとつまんだ。
「ぜ、全部食べるつもりなんてないけれど、でも、残しちゃうのも……もったいないわ」
エミリーがニコリと笑う。
「っふふ、もったいないなんて言葉が出てくるなんて。リリーは育ちがいいのね」
「え?あれ?育ちがいい?な、なんでそんなこと……!」
もったいないなんて貧乏してる貴族の娘だと思われても仕方がないことを口にしたのに、逆に育ちがいいと言われるなんてちょっとビックリする。
「あら、だって、残して当たり前、貴族であれば贅沢するのが仕事みたいな傲慢さがないのだもの。それは育てられ方が良い証拠でしょう?」
ああ、そういうことか。
途切れた言葉の先を聞きたくて、聞き返すと、エミリーの私を抱きしめる腕に力がこもる。
その腕はすぐに離れた。
「ほら、見て!」
エミリーがあづまやのテーブルの上を指示した。
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「わー、素敵!エミリーが準備してくれたの?おいしそう!」
テーブルの上には、クッキーにビスケット、マドレーヌにビスコッティ、パイにトルテ……。ちょっと手に取って口に運ぶのにちょうどいいサイズの焼き菓子たちが所狭しと並んでいる。
それから果実水が準備されていた。
「おいしそう?」
エミリーがくすりと笑った。
「それから、もちろん、かわいい!」
小さなお菓子が並んでいるのを見て、今まで思ったことはなかったけれどかわいい。
「あは、そうね。かわいいわよね。でもやっぱり、リリーが一番かわいいわ」
「エミリーもかわいい」
「きゃーありがとう。ふふ、うれしいわ。さぁ、座って、食べながらお話しましょう!秘密のお茶会の始まりよ!」
「ああ、でもこんなにたくさんのお菓子食べきれないわ……」
エミリーがくすりと笑う。
「やだ、全部食べる気だったの?さすがくいしん坊さんね」
エミリーが私の鼻をちょっとつまんだ。
「ぜ、全部食べるつもりなんてないけれど、でも、残しちゃうのも……もったいないわ」
エミリーがニコリと笑う。
「っふふ、もったいないなんて言葉が出てくるなんて。リリーは育ちがいいのね」
「え?あれ?育ちがいい?な、なんでそんなこと……!」
もったいないなんて貧乏してる貴族の娘だと思われても仕方がないことを口にしたのに、逆に育ちがいいと言われるなんてちょっとビックリする。
「あら、だって、残して当たり前、貴族であれば贅沢するのが仕事みたいな傲慢さがないのだもの。それは育てられ方が良い証拠でしょう?」
ああ、そういうことか。

