「王妃様もごひいきにしている仕立屋ですから、当然王妃様もご存知だと思うのですけれど……なぜ、ブーケ・ド・コサージュの名前も知らない、作っている仕立屋も知らない貴方が考案したことになっているのでしょうね?」
ローレル様の言葉に、エカテリーゼ様の顔色がさらに悪くなった。
■
「私、貴方が嘘をついたと思ったのだけれど、私がおかしいのかしら?」
ローレル様が首をかしげて見せたが、その目は決して自分の言葉に自信を持っていた。
「エカテリーゼ様が嘘を……」
「確かにどこの仕立屋で作っていただけるか尋ねても教えてくださらなかったわ」
「王妃様はすでに本当の考案者をご存知だとか……流石に大変なことなのでは」
「やだ、私もエカテリーゼ様が考え出したのよと他の方に教えてしまったわ。どうしましょう処罰されたら……」
「こういうの作ってちょうだいって仕立屋に頼んでしまったけれど、王室ご用達の仕立屋のアイデアを無断で使用したとなれば……」
「何てことなの、エカテリーゼ様のせいで」
「あの子が仮病というのも嘘なのじゃないの?本当に苦しそうだったもの」
「そうよね、エカテリーゼ様はとんだ嘘つきだもの」
周りの人たちの声はエカテリーゼ様にも届いているだろう。
プルプルと小さくエカテリーゼ様が震えているのが見える。
「わ、私を……誰だと思っているの……。将来の公爵夫人よ……私が公爵夫人になったときに、貴方たちどうなってもよろしいの……」
はっきりと聞こえたその言葉に、ぴたりと噂話が止まった。
「あら怖い」
ローレル様の馬鹿にしたようか言葉に、エカテリーゼ様が睨んだ。
「そうよ、私の婚約者は公爵令息ロバート様よ。考案者のリリーシェンヌ様のお兄様に当たる人よ……そう、頼まれたのよ、社交界に顔を出せない妹に変わって流行を広げてほしいと……」
周りの人がまだ疑わしそうな顔をしている。
ローレル様の言葉に、エカテリーゼ様の顔色がさらに悪くなった。
■
「私、貴方が嘘をついたと思ったのだけれど、私がおかしいのかしら?」
ローレル様が首をかしげて見せたが、その目は決して自分の言葉に自信を持っていた。
「エカテリーゼ様が嘘を……」
「確かにどこの仕立屋で作っていただけるか尋ねても教えてくださらなかったわ」
「王妃様はすでに本当の考案者をご存知だとか……流石に大変なことなのでは」
「やだ、私もエカテリーゼ様が考え出したのよと他の方に教えてしまったわ。どうしましょう処罰されたら……」
「こういうの作ってちょうだいって仕立屋に頼んでしまったけれど、王室ご用達の仕立屋のアイデアを無断で使用したとなれば……」
「何てことなの、エカテリーゼ様のせいで」
「あの子が仮病というのも嘘なのじゃないの?本当に苦しそうだったもの」
「そうよね、エカテリーゼ様はとんだ嘘つきだもの」
周りの人たちの声はエカテリーゼ様にも届いているだろう。
プルプルと小さくエカテリーゼ様が震えているのが見える。
「わ、私を……誰だと思っているの……。将来の公爵夫人よ……私が公爵夫人になったときに、貴方たちどうなってもよろしいの……」
はっきりと聞こえたその言葉に、ぴたりと噂話が止まった。
「あら怖い」
ローレル様の馬鹿にしたようか言葉に、エカテリーゼ様が睨んだ。
「そうよ、私の婚約者は公爵令息ロバート様よ。考案者のリリーシェンヌ様のお兄様に当たる人よ……そう、頼まれたのよ、社交界に顔を出せない妹に変わって流行を広げてほしいと……」
周りの人がまだ疑わしそうな顔をしている。

