「あら?立場ですか?確か貴方は、辺境伯よりも位が下である伯爵令嬢ではありませんでしたか?」
ローレル様の言葉に、エカテリーゼ様が手に持っていた扇子の先をローレル様に向ける。
「私は、辺境伯よりも位が上の公爵家へ嫁ぐ身。将来の公爵夫人だとご存知ありませんの?」
ふんっとエカテリーゼ様が鼻を鳴らす。
「あらいやだ。まだ嫁いでもいないと言うのに、公爵夫人気取り。……婚約破棄されないとも限らないでしょう?それに、未来の話でしたら」
ローレル様が一旦言葉を切って手に持つセンスで、エカテリーゼ様が付きだしたセンスをパシリと払った。
「私、未来の皇太子妃……のちの王妃になるかもしれませんのに。ねぇ?」
ローレル様が集まっている人たちに同意を求めるように視線を向ければ、誰もが押し黙った。
そりゃそうだろう。未来のありもしない位で上下関係を語るなど聞いたこともない。
■
いくら婚約していても、確約ではないのだ。エカテリーゼ様はあくまでも今はまだ伯爵令嬢でしかない。
「それに、貴方が嘘つきだということの、何が失礼なのかしら?」
ローレル様が一歩、エカテリーゼ様に近づく。
「い、いくら立場が上の者でも、証拠もなく人を嘘つきだと言うのは失礼というものですわっ!そうでしょう?」
今度はエカテリーゼ様が周りの人たちに同意を求めるように話かける。
確かに、上の立場であればいくらでも下の者を理不尽に扱っていい訳ではない。
「あら、あなたが嘘つきだというのは、王妃様もご存知の事実だと思いますわ」
突然飛び出した王妃様という単語に、エカテリーゼ様はもちろんのこと皆が固まる。
「な、な、何を……」
動揺しているエカテリーゼ様にローレル様はもう一歩近づく。
「ねぇ、これ、素敵でしょう?このドレスについている布で作られた花」
ローレル様の言葉に、エカテリーゼ様が手に持っていた扇子の先をローレル様に向ける。
「私は、辺境伯よりも位が上の公爵家へ嫁ぐ身。将来の公爵夫人だとご存知ありませんの?」
ふんっとエカテリーゼ様が鼻を鳴らす。
「あらいやだ。まだ嫁いでもいないと言うのに、公爵夫人気取り。……婚約破棄されないとも限らないでしょう?それに、未来の話でしたら」
ローレル様が一旦言葉を切って手に持つセンスで、エカテリーゼ様が付きだしたセンスをパシリと払った。
「私、未来の皇太子妃……のちの王妃になるかもしれませんのに。ねぇ?」
ローレル様が集まっている人たちに同意を求めるように視線を向ければ、誰もが押し黙った。
そりゃそうだろう。未来のありもしない位で上下関係を語るなど聞いたこともない。
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いくら婚約していても、確約ではないのだ。エカテリーゼ様はあくまでも今はまだ伯爵令嬢でしかない。
「それに、貴方が嘘つきだということの、何が失礼なのかしら?」
ローレル様が一歩、エカテリーゼ様に近づく。
「い、いくら立場が上の者でも、証拠もなく人を嘘つきだと言うのは失礼というものですわっ!そうでしょう?」
今度はエカテリーゼ様が周りの人たちに同意を求めるように話かける。
確かに、上の立場であればいくらでも下の者を理不尽に扱っていい訳ではない。
「あら、あなたが嘘つきだというのは、王妃様もご存知の事実だと思いますわ」
突然飛び出した王妃様という単語に、エカテリーゼ様はもちろんのこと皆が固まる。
「な、な、何を……」
動揺しているエカテリーゼ様にローレル様はもう一歩近づく。
「ねぇ、これ、素敵でしょう?このドレスについている布で作られた花」

