「あ、東条くん。もうすぐ駅に着くね。……今日は本当にありがとう。
もし、東条くんも何かあれば言ってね。私がガッツリ聞いちゃうから」
「はは、ありがとう。
……そうだ、じゃあ悩み事ってわけじゃないけど一ついい?」
「なに?」
東条くんは鞄からスマホを取り出した。
「よかったらLINE交換しない?いつも話せる時間は短いから。
…もっと、西園寺さんと話したいって思ってたんだ」
「………!」
「いいかな?」
私は震える手でスマホをつかむ。
「も、もちろん。いい、です……!」
「ありがとう」
互いのスマホに連絡先を。
それだけの時間が、妙に長く感じる。
LINEのアドレスを交換しただけなのに、もっと重要な秘密を共有した気持ちになってしまう。
好きな人と一緒にいると、こんなにも感情は揺さぶられるものなんだ。
苦しい。苦しくて、でも嬉しくて泣いてしまいそうだ。
もし、東条くんも何かあれば言ってね。私がガッツリ聞いちゃうから」
「はは、ありがとう。
……そうだ、じゃあ悩み事ってわけじゃないけど一ついい?」
「なに?」
東条くんは鞄からスマホを取り出した。
「よかったらLINE交換しない?いつも話せる時間は短いから。
…もっと、西園寺さんと話したいって思ってたんだ」
「………!」
「いいかな?」
私は震える手でスマホをつかむ。
「も、もちろん。いい、です……!」
「ありがとう」
互いのスマホに連絡先を。
それだけの時間が、妙に長く感じる。
LINEのアドレスを交換しただけなのに、もっと重要な秘密を共有した気持ちになってしまう。
好きな人と一緒にいると、こんなにも感情は揺さぶられるものなんだ。
苦しい。苦しくて、でも嬉しくて泣いてしまいそうだ。