その後も、山井さん達に何も言われる事はなく、学校が終わった。
先生からリレーの代理も決まったと聞いた。そして、私たちのクラスは本番の各種目の選手が決定した。
名簿の提出は今日までで、ギリギリだったらしい。
山井さん達とはしばらく話すことはないと思う。そもそも私からは話しかけないし、山井さん達も話しかけてこないと思う。
それでいいと思う。それがありがたい。まぁ、授業とかで話さないといけない時はあるとは思うけど、それはお互いにわかってると思うから仕方がない。
「穂乃」
「凌.....」
「学校は大丈夫だった?」
「うん、体育祭の件は解決したし、トラブルになった子達とは、お互い距離を取ってるよ」
「なら、良かった」
「心配かけてごめんね」
「俺は何も出来なかったけどね」
「ううん、助かったよ。ありがとう」
「次、穂乃が悩みとか抱えた時は直ぐに言って」
「うん」
今回、凄く心配させちゃったのかな.....。
私の自意識過剰すぎるかな?
でも、皆気にかけてくれて、心配してくれて、幸せ者だなって感じた。