私に甘い天井君と思い出の写真






そして、あっという間に時間は過ぎて、どんどんクラスメイトが教室に入ってくる。


「穂乃ちゃんおはよ〜」



梨加ちゃんだ。



「おはよう」


「大丈夫そ〜?.....には見えないね」



当たりです。



「.....体育祭は不参加って事にはなったよ」


「そうかぁ〜。まぁ、それが当たり前だよね〜」



そう。私がもっと早く担任やクラスメイトに言ってれば良かった。


色々と考え過ぎたから、周りの人も巻き込んで問題になったんだよね。


期待をさせちゃったから。



「皆おはよー!」


「おはよー」


「おはよ」


「「おはよう」」



山井さん達が来た。


多分、私の前を通り過ぎた時に、何かしら言われる。


山井さん達がどんどん近づいてくる。



「穂乃ちゃん平気〜?」


「う、うん」



梨加ちゃんも察してるらしい。



「でさ〜昨日さ彼氏がねぇ〜!」


「うんうん」


「なになに?」



山井さん達は通り過ぎて行った。


あれ?何も言われない?



「.....はぁ」



一気に緊張から解放された。



「あれ〜?解決済み〜?」


「う、ん。恐らく」



自分でも驚いてる。


担任が何とかするって言ってたのはこういう事だったのかな?