「そういう事なら、先生が何とかします。病院は行かれましたか?」
「今日、行く予定です」
「なら、明日校門辺りで挨拶運動で先生がたっていますので、結果を教えてください。まぁ、結果がどうであれ体育祭は見学という形で大丈夫ですか?」
「はい」
初めから、先生に相談しとくべきだった。
何とか解決しそうだけど、この先の人間関係は大変かもしれない。
1度切れてしまった事は、元に戻すのが難しい。まだ、高校生になったばかりなのになぁ。
「穂乃?」
担任との話を終えて、職員室を出たところで、由姫ちゃんと会った。
「あ、由姫ちゃん」
「色々と大丈夫?」
「んーまぁ、解決はすると思うよ。丁度、担任に話終わったところ」
「穂乃、泣いた?」
「え.....」
「目が腫れてる」
「あぁ、ちょっと我慢できなかった.....」
すると、由姫の表情が険しくなった。
「私がバシッと言ってやろうかしら」
「怖い怖い!大丈夫!大丈夫だから!!」
「なら、いいけど。次、穂乃が泣いてたら私がブチギレる」
「ははは」
穏やかじゃないね。

