私に甘い天井君と思い出の写真






放課後、職員室へと向かった。


担任とは教室で話そうと思ったけど、色々とまずいと思った。だから、帰りの挨拶の後、職員室へと戻る担任の後を追った。



「失礼します。1年B組の篠宮です」


「篠宮、どうしました?」


「あの、相談があって...」



担任に話した内容は、脚が痛くてリレーは勿論、体育祭自体に出られない事。山井さん達とトラブルになってる事。



「そういう事でしたか。実は、今日の体育の終わり頃かな、偶然廊下で会った山井さん達に意味深なことを言われたんですよ」



「意味深ですか?」



山井さん達と更衣室とかで居合わせなかったのはそういこと?



「篠宮さんがリレーの事で悩んでるみたいだから相談に乗ってあげてくださいってね」



それは、自分達で爆弾を落としたのか、何らかの作戦なのか.....。


走るように説得して欲しいという願いなのか。


意味不明すぎる。



「.....正直、走ることに対しては、脚が激痛で走れません。それよりも、山井さん達はその事を言っても聞き入れてくれません。それで悩んでます」