駐車場まで何とか歩いてこれた。
「ありがとう、由姫ちゃん、」
「いーえ。無理しないでね」
「あらー!由姫ちゃんお久しぶりー」
お母さんが車の窓を開けて由姫ちゃんに声をかけた。
「お久しぶりです」
「今度、またお家に遊びに来てね〜!」
「はい」
はっ!お母さんは、凌が私の家に住んでる事を隠してるのを知らない!!
お母さんが余計なことを言わない事を祈るしかない……。
「そうだわ!今日は凌君が……」
「あぁー!!!」
「りょう?」
まずい、まずいっ。
「今日は、よーーく煮込んだ煮物が夜ご飯なんだよね!!楽しみ!!!由姫ちゃんまた明日!バイバイ!!」
「う、うん。また明日」
誤魔化しきれてないと思うけど、勢いで押した。
多分、大丈夫。
「あらーもしかして、凌君のこと言ってないの?」
「うん。でも、そのうち言うつもりだから」
「そうなのねー。穂乃、脚は大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないと思う」
「明日、病院に行く?」
「うん。一応」

