私に甘い天井君と思い出の写真






なんだか、今日の学校は疲れた。恋バナはついていくのでやっとだった。


皆があんなに楽しそうに恋愛の話ができるのは、羨ましいと思った。その時は笑顔を保ててたけど、自分の部屋でその事を思い出すと真顔以下になる。



コンコン 



お母さん?



「はい」


「あ、俺」



凌!?



「ど、どうしたの?」



ドア越しでも緊張してしまう。



「夕食ができたらしいから、穂乃を呼びに来た」


「ありがとう、今行く」



最近思う事がある。


お母さんって必ずいない方を呼びにいかせるんだよね。コミュニケーションをとらせようとしているのかは分からないけど。家でも緊張というか気が抜けないというか。


自分の部屋を出ると、凌が待っていた。



「ハンバーグだって」



なんか嬉しそう?声のトーンが少し高い気がする。ハンバーグが好物なのかな。



「やったね」


「うん」