深呼吸。



「スゥッ、ふぅーー」



ガチャ



「「……」」



いや、気まずっ!!
て言うか、めっちゃガン見されてる……。



「えっとお母さんは今、手が離せないみたいなので、上がっててもらっていいですか?……どうぞ」


「そうなんですね、ではお邪魔します」



この人、荷物多くない!?
リュックサックに、両腕には旅行バック。とても重そう。



「荷物運ぶの手伝います」



旅行バックを1つ受け取った。



「ありがとう」


「いえ……」



リビングまで案内して、私は飲み物を準備した。



「お茶どうぞ」


「ありがとう」


「「……」」



またしても無言!!どうしたらいい!?


こんな荷物沢山あるって事は、何かの業者さん?


お母さんの知り合いにしては、この人若すぎると思う。20歳も超えて無さそうだし。


むしろ私と同じ歳くらいの人に見えるんだけど。