今日あったことは、由姫ちゃんにも電話で報告した。
だいぶ驚いてたけどスっと飲み込んでくれた。
流石、由姫ちゃん。
「穂乃〜!お風呂はいっちゃって〜!」
「はーーい」
色んなことがあって、それがこの先にも沢山あると思う。
小さなこと、大きなこと、色んな感情、数え切れない。
だから、成長も永遠だね。
自分の部屋を出て、1階へ降りようとした時に、凌の部屋のドアが開いた。
「穂乃、ちょっと来て」
「うん?」
「一緒にお風呂入る?」
「なっ!は、入らないよ!」
「冗談だよ」
「知ってる!」
冗談でも、急に言われたらびっくりするよ!
「顔真っ赤だね」
「う、うるさい!」
私は急いで階段を降りた。
湯船に浸かって顔が火照ってきたのもあるけど、違う火照りもまだある。
でも、いつかって考えると……。
いや妄想するな私ーーー!!!