「えっと……」
「今、穂乃ちゃんしかいないの!!」
「でも私……」
まずい、非常にまずい。
「遥ちゃんは足痛めちゃって、夢ちゃんと愛香ちゃんはタイムスケジュールを間違えちゃって今休憩中なの。だから代わりが穂乃ちゃんしかいなくて……」
クラスの子にメイドの代わりを頼まれている。
「でも、私に出来るかどうか……」
「大丈夫、大丈夫!今から軽く教えるから!」
と、流れるように準備が進み、いつの間にかメイド服になっていた。
「めっっちゃくちゃ可愛い!!」
「篠宮ちゃん似合ってる!」
「あ、ありがとう……」
褒められてるけど、上手く私を誘導するためだと察した。
「せっかくなんだから、メイドやってみちゃお!思い出作りにね!」
少しでもいいと言われたから、それくらいならいいかなと納得した。
クラスの子に軽く説明を受けて、準備を整える。

