「朝陽と本田、2人で来てたんだ」
「腐れ縁だからね〜!」
「もう、結構いるの?」
「ついさっき着いたばかりだよ〜!ねっ!朝陽〜」
「あぁ」
なんか、朝陽の表情的に、梨加ちゃんに無理やり連れてこられた感が漂ってるような……。
でも、なんだかんだ来てくれる朝陽は優しいんだよね。
「ねえ!一緒に回ろうよ〜!」
「一緒に?」
「そうそう!2人じゃさみしあからさぁ〜!じゃあ、レッツゴー!!」
えっ、4人で?
「おい、梨加……」
朝陽が少し困惑してる。
「はぁ」
凌は溜息。
私は……?
私は…………嫌だなって思ってしまった。
最悪だ私。なんでこんな事を思ったんだろう。
もちろん、人数が多い方が楽しいけど、今日は嫌だなって思ってしまった。
先に進んでく3人の姿を、私は一瞬だけ遠く見えた。
「穂乃ちゃ〜ん!はぐれちゃうからおいで!」
3人についていけない私に、梨加ちゃんは心配をしてくれた。
心配をしてくれているのに、無理やり笑顔を作って、駆け寄った。
イライラとモヤモヤが混ざって、訳わかんない。
一瞬にして楽しさが無くなってしまった。
なんなの、この感じ。

