ガヤガヤガヤ
「やっぱり、人が多いね」
「うん、でもそれもいい所」
いつもなら、薄暗くて車が走っているのに、今日は特別で歩行者天国。
沢山の人に、ずらりと奥まで続いてる屋台。そして人々が盛り上がる山車。
「穂乃、浴衣似合ってる。すごく綺麗」
「あ、ありがとっ。凌だって似合ってるよ甚平!」
「恵美さんに感謝だね」
「うん」
浴衣の色味は紺で花柄も私の好み。りょ、凌の甚平も色味は同じで……。
お揃いみたいじゃん!!ぜっったいにお母さんの企みだ。
まぁ、嬉しいけどね。目立つよりかはって意味で。
「恵美さんが帰ってくるのは後数日だよね」
「そうだね」
「感謝の気持ちも込めて、おかえりパーティーでもしない?」
「いいね!やりたい」
「じゃあ、それはまた後で話し合おうか。今は祭りを楽しもう」
「うん」
また、楽しみが増えた。それにお母さんに料理の腕が上がった事を教えたい。

