「なるほどな……なんか、色々納得できたわ」
「私も」
「……私、帰る」
梨加ちゃんはそう言って、荷物を持って帰ってしまった。
やっぱり、納得出来ない人も出てくるよね……。高校生が同い年の異性と暮らしてるなんて。
「おい!梨加!!」
梨加ちゃんを朝陽が追う。
「マンガみたいな場面……まさに修羅場ね」
「赤井澤……それは今はダメージを受ける」
「秘密にしてたから、怒っちゃったよね……」
「いや、それは違うと思う。確かにびっくりはしたけど、色々あるのよあの二人には」
「そう、ならいいんだけど」
「それに、穂乃を驚かそうと思ったのに逆に驚かされるって言う展開は想像してなかったからね」
「ぎゃ、逆サプラーイズ……?」
「で、ぼーっと突っ立ってて寝ぼけてる貴方はどういう気持ち?」
「寝ぼけてはないけど、まぁいずれバレるとは思ってたかな。でも、今日とは思わなかった。しかも、こんな日に俺のミスで」
誕生日の事、気遣ってくれてるのかな。
「凌は悪くないよ私のせい。由姫ちゃんだけだと思って油断してた。しかも、凌は昼くらいに起きてくると思ったから、お昼前に帰ってもらえば大丈夫かとか安易に考えすぎたから」
「それは、俺をディスってる?」
「え?」
「「……」」
「まぁ、穂乃らしい」
「はぁ」
「え?」
そして一緒に暮らしている理由を、由姫ちゃんに詳しく話して、しばらくしたら由姫も帰った。
すごく、納得したような表情してたな。実は勘づいてたとか?

