二度寝して、現在の時刻は10:00。


朝ごはんと昼ごはんは一緒だね。


凌はまだ寝てるみたいだから、作らなくていいか。


今日は誕生日ってことで、ちょこっとオシャレしようかな。


ワンピースにイヤリング、髪型はポニーテルにしてちょっと毛先はカール。


ん、いい感じ。


そうだ、お母さんからのプレゼントを開けなきゃ。


ラッピングを取って……



「え……」



時計じゃなかった。あれだけおねだりしてたのに!どうしてー!!


お母さんからのプレゼントは、学生に人気のブランドのミニ財布だった。


まぁ、新しい財布も欲しかったし、感謝しないとね!色合いと柄は満足。流石、お母さん。


後でもう一度お礼しよ。



ピンポーン



「あっ由姫ちゃんが来たかも」



午前中空けといてって言われてた。


モニター画面を見ずに、そのまま玄関に向かって、ドアを開けた。



「いらっしゃ……」


「「「お誕生日おめでとう」」」


「あ、ありがとうっ!え、みんな来てくれたの?」



由姫ちゃんだけかと思ったけど、梨加ちゃんと朝陽も来てくれた。


嬉しいけど、想定外過ぎて心の中ではパニック。


ちょっと、まずいかも……。



「穂乃、あがっていい?」


「うん。どうぞ!」



断れなかった。せっかく、私のお祝いで来てくれたのに、返すのは失礼すぎるよね。


3人をリビングまで案内した。