ただ、まっすぐ君を想う。


凰ちゃんが出て行った部屋



お姉ちゃんとふたり



予熱と

変な空気に

まだ落ち着かない



コタツに顔を伏せた



お姉ちゃん

結婚するんだ



おめでとうって言いたいけど

今は言えない



凰ちゃん

やっぱり…



お姉ちゃんのこと

まだ好きだったのかも



私は…



「なんなの?凰貴!
元旦から最悪!」



お姉ちゃん

怒っちゃった



「ごめんね…お姉ちゃん…」



お姉ちゃんの顔は見れなくて

コタツに伏せたまま言った



「雛…なんで、雛が謝るの?」



さっきまで

凰ちゃんの熱を背負ってた背中に



お姉ちゃんの手が

優しく触れた



「雛…
凰貴のこと、好きだよね」



お姉ちゃんに

バレてた



お姉ちゃんの優しい声に

ホッとして

堪えてた涙が滲んだ



「雛…
ごめんね
私、ずっと知ってたよ

ごめんね
話、聞いてあげられなくて
ずっと私なりに
見守ってはいたんだけどね

たぶん
凰貴も気付いてるよ

責任とるとか言ってたし…
それが、どんな形なのかわからないけどね
凰貴もちゃんと考えてるんじゃない?」



凰ちゃんも?



私の気持ちに気付いてるの?

いつから?



「でも…凰ちゃんは…
お姉ちゃんのこと、好きなんじゃないの?」



「それはないって…
私はもちろんないし

まぁ、
向こうに彼女いるかはわかんないけどね

でも、大丈夫
凰貴は、ちゃんと雛のこと
受け止めてくれると思うよ

雛…
ずっと辛かった?
ずっと好きだったもんね」



お姉ちゃんが

私の背中を抱きしめてくれた



優しくて

安心する



変なドキドキが

消えていく



「お姉ちゃん…ありがと…

それから…

おめでとう」



お姉ちゃんがいてくれてよかった



お姉ちゃんが

私のお姉ちゃんでよかった



お姉ちゃん

ありがとう



私のお姉ちゃんに

なってくれて