ただ、まっすぐ君を想う。


凰ちゃんが

いっぱいキスしてくれた



「…おはよ…」



「凰ちゃん、おはよ…」



「雛、寝れた?」



「うん、寝れたよ
いつの間にか、寝てた…」



凰ちゃんの温もりが

優しさが

キスが

気持ちよかった



「雛…ヤバかった…」



「え!いびき?歯ぎしり?
もしかして、半目だった?」



「ん…かわいくて、ヤバかった
寝てくれて、よかった」



そんなこと言われたら

またドキドキする



「凰ちゃん、今日仕事は?」



「休もうかな…
雛といたいな…
でも、オリバーひとりに任せられないな…」



「私は平気だよ
待ってるよ」



「帰ってくると雛がいるって
なんかいいな…」



ーーー



また

唇に触れた



「ねぇ、凰ちゃん
今のって、キスなの?
それとも、挨拶とか?」



「そんなこと、聞く?」



「だって、凰ちゃんだって聞いたじゃん
なんで寝れないの?とか…
なんで恥ずかしいの?とか…
そんなの、凰ちゃんが好…」



ーーー



また

言わせてもらえなかった



「今日、ゆっくり仕事行こうかな…
まだ雛といたい」



ーー

ーーー



「オレだって
ただイチャイチャしてるわけじゃないから…

ちゃんと考えてるし…
雛に楽しんでもらいたいし…
もぉ悲しませたりしたくない

今はまだ
無理なこともあるけど…
絶対、雛を裏切るようなことしたくない

わかってほしい」



「うん…信じてるよ、凰ちゃん」



「じゃあ…」



凰ちゃんが目を閉じた



唇は

あと1ミリのところで止まってる



凰ちゃんが

待ってる



ーー



私から触れた



「それが雛のオレに対する信用度ね」



「そーゆーわけじゃ…」



「あー…オレの方が大人になれない
ごめん、雛」



ーーーーー



凰ちゃんのキスは

長くて深いキスだった



「オレは
雛のこと信用してるから…

ちゃんと、わかってるから…
雛の気持ち…」



私の気持ち



凰ちゃんが

大好きっていうこと



凰ちゃんと

一緒にいたいっていうこと



「うん…
凰ちゃん、ありがと」



今はまだ

好きって言ったら

ダメなんだ



言ってしまったら

また

寂しい気持ちになったりするからかな?



凰ちゃんは

絶対、私を裏切らない



だって出会ってから

ずっと



私の

王子様だもん